代表挨拶
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働いて分かった漁師の偉大さ
サンウッド立ち上げの原点
高校を出て競艇選手を目指していた僕は、“試験まで時間があるから”という理由で魚市場でのアルバイトを始めます。熱い想いはなく、ましてや業界を変えたい野望などあるはずもなく淡々と働いていました。想いが強くなったのは1つの素朴な疑問がきっかけ。「天気が悪くてもなぜ魚はいつもどおり市場に届くのか?」。答えは知っての通り、どんな日でも漁師が命を懸けて海に出ているからです。それを知った僕は漁師の偉大さを痛感しました。同時にハンパな気持ちで仕事をしていた自分が恥ずかしくなりました。サンウッドを立ち上げたのはそれから数年後のことです。
自信を失くしていく業界
このままでいいわけがない
「息子には継がせたくない」。そんなことを言う漁師が僕の周りにはたくさんいます。将来に希望を持てないことが当たり前になっているんです。理由として挙げられるのは乱獲や温暖化による漁獲量の減少と、ライフスタイルの変化による消費量の減少。テレビ番組で取り上げられる羽振りのいい漁師さんはごく一部。ほとんどの人が将来に不安を感じているのが現実です。世界に誇れる産業だった昔の姿はもう、見る影もありません。